車両カタログ(荷物車・事業用車Part1)


 

単独で走っていたり定期列車の端部にひっそり連結されていた荷物電車、また電車区に常駐していて一般の目に触れる機会もほとんどなかった事業用車のコーナーです。73系を改造した荷物車は車体新製車であったためカメラを向ける意欲に欠けるきらいがあったこと、また事業用車はその性格上から撮影しにくい環境にあったことなどもあって、たまたま見かけた時に撮る程度となり不満足なカタログになってしまいました。

 

Part2
Part3

入換え、救援車

救援車(2)、配給車


クモユニ83003 クモヤ90004 サエ9320

クモユニ74形

東海道線の111系・153系などに併結運転するため昭和37年~40年にかけてモハ72形の部品・台枠を利用して製造された郵便荷物車です。31両が誕生し使用線区などによって番号区分されていました。車体四隅にRがついているため後年製造されたクモニ83形やクモユニ82形とは印象が少し異なっています。


クモユニ74010

昭56/2国府津(昭57/12廃車)

クモユニ74105

昭52/7広島(昭55/11廃車)

000~014は新性能の111系・153系との併結運転を考慮して製造されたグループです。改造年・改造工場によって車体隅のRの大小、前照灯の大きさ、窓隅Rの有無などに差があったようです。

100~107は名古屋地区での使用に際して旧性能の80系電車とも併結できるようにしたものです。後年100~102は211~213に改造されました。

クモユニ74204

昭51/3高崎(昭58/1廃車)

クモユニ74212

昭51/3新前橋(昭60/8廃車)

200~207は高崎・上越線用として80系・115系と併結できるようにしたものです。

211~213は100~102の改造車です。


車両リスト

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クモユニ74001(モハ72081)
昭56年2月 国府津

クモユニ74010(モハ72009)
昭56年2月 国府津

クモユニ74105(モハ72135)
昭52年7月 広島

クモユニ74200(モハ72013)
昭49年4月 新前橋

クモユニ74204(モハ72140)
昭51年3月 高崎

クモユニ74212(モハ72046)
昭51年3月 新前橋


クモユニ81形

80系の郵便荷物車として6両が製造されたもので、後に3両がクモニ83形化されました。


クモユニ81003

昭51/9北松本(昭56/7廃車)

写真の003は晩年に大糸線で使用されスカイブルー1色に塗られていたことから海坊主の愛称がついていました。画像クリックで640×420ピクセルの別の画像にリンク。



クモユニ82形

モハ72形・クモハ73形から改造した郵便荷物合造車で、中央線客車列車の電車化に伴って昭和41~42年にかけて低屋根の800台車3両が改造されました。昭和50年に篠ノ井線用としてPS23パンタグラフ付き普通屋根の000~005や両毛線用の051・052も登場しています。


クモユニ82801

昭53/2松本(昭59/10廃車)

800台は郵便室を主としたため独特の側面窓配置です。普通屋根の000~は逆に荷物室が主ですので窓配置も大きく異なっていました。画像クリックで640×420ピクセルの画像にリンク。



クモニ83形

昭和41年~48年に中央線用として低屋根構造の800~820がモハ72形から改造されたほか、昭和42年~50年にモハ72形・クモハ73形から普通屋根の000~029も誕生しました。クモユニ74形と違っていずれも70・80系から新性能車まで併結可能です。JR西日本所属となった4両のうちの3両が昭和63年に旅客車に改造、クモハ84形となり宇野線で使用されました。101~103はクモユニ81形から編入されたため他車とは形態がまったく異なっています。


クモニ83000

昭53/2和気(昭56/2廃車)

クモニ83005

昭50/3大阪(昭63/2→クモハ84)

クモニ83000 クモニ83005

普通屋根車は、000~004が2個パンタグラフ、005~は1個パンタでさらに026~029はPS23を装備していました。写真の000はパンタグラフを1基撤去した後のものです。

改造工場によって窓隅にR付きと無いものがありました。

クモニ83101

昭53/3豊橋(昭58/8廃車)

クモニ83803

昭55/8北松本(昭57/12廃車)

クモニ83101

80系のクモユニ81形から3両をクモニ83に編入したものです。車内仕切などを撤去していますがクモユニ時代と変わらない外観のまま飯田線で使用されました。

800~は低屋根バージョンです。800~805は雨樋の位置が他車より高い位置にあるほか窓隅にRが付いています。

クモニ83820

昭53/2松本(昭60/8廃車)

806~820は雨樋位置が普通タイプとなり、さらに814~はパンタグラフ1基装備に変更されました。


車両リスト

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クモニ83000(モハ72104)
昭53年2月 名古屋

クモニ83002(モハ72125)
昭51年7月 長岡

クモニ83005(モハ72098)
昭50年8月 大阪

クモニ83010(モハ72288)
昭51年7月 越後川口

クモニ83015(モハ72271)
昭53年2月 名古屋

クモニ83101(クモユニ81004)
昭49年8月 豊橋

クモニ83102(クモユニ81005)
昭52年3月 豊橋

クモニ83803(モハ72282)
昭55年8月 北松本

クモニ83808(モハ72281)
昭50年2月 八王子

クモニ83813(モハ72128)
昭56年5月 大垣

クモニ83820(モハ72011)
昭53年2月 松本


クモハユ74形

房総線で使用するため昭和44年にモハ72形3両から改造されたものです。形式上は旅客室がありますが実際に使用されたことはなかったようです。


クモハユ74002

昭47/8千葉(昭55/7廃車)

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クモニ13形

17m級の荷物電車で、当初モニ53形と称しましたが昭和28年にクモニ13形に改番されました。木造車の鋼体化により当初から荷物車として登場したものと、両運転台の旧モハ34形を改造したものがありました。


クモニ13001

昭49/8彦根(昭48/1廃車)

クモニ13002

昭52/11東京(昭55/6廃車)

旧50系(クモハ11400~など)同様、木造車を鋼体化改造して昭12年に登場した車です。この形態は本車1両のみで、最後まで1列ガーランドベンチレータ、2桁運行窓、縦雨樋丸管という姿でした。写真は廃車後、近江鉄道に留置されていた当時のものです。

002~016は旧モハ34形を改造して荷物電車にしたものです。大半が首都圏に配属され新聞輸送に1~2両で使われましたが、横浜線では73系と併結される姿も見られました。また一部の車は大井工場内専用でした。

クモニ13009

昭50/3高槻(昭54/12廃車)

クモニ13025

昭53/3豊橋(昭58/8廃車)

関西配置の009と015は運転台窓がHゴム化されていたため少し印象が異なっていました。

020~037は戦後、木造車を鋼体化改造したもので戦前改造の001とは形態がまったく異なっています。2両が配給車のクモル23形に、3両が外観はそのままでクモヤ22形牽引車に改造されています。


車両リスト

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クモニ13001
昭49年8月 彦根

クモニ13002(モハ34017)
昭53年7月 国立
常磐線用列車無線アンテナを搭載しています

クモニ13004(モハ34003)
昭52年12月 新宿

クモニ13005(モハ34004)
昭54年9月 小机
常磐線用列車無線アンテナを搭載しています

クモニ13009(モハ34011)
昭50年3月 高槻

クモニ13010(モハ34015)
昭51年2月 相原

クモニ13012(モハ34018)
昭50年2月 東神奈川

クモニ13013(モハ34013)
昭53年9月 原町田
貫通扉内にサボを掲示しています。

クモニ13015(モハ34008)
昭50年3月 高槻

クモニ13025
昭53年3月 豊橋

クモニ13031
昭50年3月 府中

クモニ13032
昭50年3月 高槻



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