車両カタログ(73系Part4)


 

サハ78形はモハ63形の付随車で昭和19年~24年製造の001~008及び100~239のほか、昭和26~27年に電装されず運転台機器も搭載していなかったモハ63形(サモハ63)を改造した300台がありました。さらに後年はトイレ付きに改造した450~や、モハ72形を電装解除した500台などのバラエティが加わっています。モハ72やクハ79などと異なり昭和27年以降に完全新製されたグループはなく、また車体更新や他形式への改造なども行われませんでした。なお2扉クロスシート車を4扉化したサハ78は別項で紹介しています。


 クモハ73

モハ72

クハ79


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サハ78形

63系のサハとして昭和19年に8両が、さらに戦後になり133両が追加増備されました。
このグループである001~008および100~239については、客扉が車両中心を対称に車端方向に向かって開く構造です。


サハ78143

昭50/2稲城長沼(昭53/1廃車)

サハ78185

昭50/2立川(昭51/12廃車)

戦後増備されたサハ78形で、写真の車は昭和46年以降の近代化改造でアルミサッシ2段窓化と戸袋窓のHゴム化が行われています。

オリジナルの3段窓車です。戦時設計の63形からの整備車はドア上の帯が省略されています。



サハ78106
昭50年3月 沼津

サハ78107
昭50年2月 明石

サハ78117
昭50年3月 広島

サハ78124
昭50年2月 片町

サハ78126
昭50年2月 片町

サハ78130
昭50年2月 片町

サハ78135
昭53年4月 東神奈川

サハ78136
昭53年4月 東神奈川

サハ78137
昭53年4月 東神奈川

サハ78138
昭50年3月 久里浜
水害被害車

サハ78141
昭50年2月 東神奈川

サハ78142
昭50年3月 武蔵中原

サハ78143
昭50年2月 稲城長沼

サハ78146
昭52年5月 青梅

サハ78147
昭51年1月 豊田

サハ78151
昭53年4月 東神奈川

サハ78153
昭53年11月 陸前原ノ町

サハ78154
昭50年2月 矢向

サハ78155
昭50年2月 拝島

サハ78156
昭53年11月 陸前原ノ町

サハ78157
昭50年1月 青梅

サハ78159
昭50年2月 明石

サハ78160
昭49年8月 陸前原ノ町

サハ78163
昭50年3月 大阪

サハ78167
昭50年2月 東神奈川

サハ78171
昭53年2月 稲城長沼

サハ78176
昭50年2月 津田沼

サハ78177
昭50年2月 東神奈川

サハ78178
昭53年4月 東神奈川

サハ78181
昭50年2月 東神奈川

サハ78185
昭52年2月 立川

サハ78187
昭50年2月 稲城長沼

サハ78189
昭50年2月 稲城長沼

サハ78191
昭49年6月 津田沼

サハ78195
昭50年3月 大阪

サハ78196
昭50年3月 大阪

サハ78211
昭49年6月 津田沼

サハ78212
昭54年9月 東神奈川

サハ78213
昭50年2月 片町

サハ78214
昭50年2月 片町

サハ78215
昭50年3月 津田沼

サハ78216
昭50年2月 拝島

サハ78219
昭49年12月 大原

サハ78220
昭50年2月 立川

サハ78223
昭49年11月 大網

サハ78224
昭50年3月 津田沼

サハ78226
昭53年11 陸前原ノ町

サハ78229
昭50年2月 千葉

サハ78230
昭50年2月 片町

サハ78231
昭50年2月 鳳

サハ78233
昭50年2月 堺市

サハ78235
昭50年2月 杉本町

サハ78237
昭50年2月 片町

サハ78238
昭50年2月 稲城長沼



サハ78形300台

無電装のモハ63形の整備に際して運転台を撤去し、サハ78形300台(304~395欠番多し)としたグループです。一見、オリジナルのサハ78形と似ていますが、客用扉の開く方向がクモハ73形と同様に同一方向で、台車も電動車用のDT12やDT13です。当初、無電装車96両すべてを改造する計画だったそうですが、実際には昭和26年に施工された20両のみで、残りはクハ79100~になっています。


サハ78310

昭50/2片町(昭51/4廃車)

サハ78330

昭50/2登戸(昭53/6廃車)

モハ63011。

モハ63116。

 

サハ78352

昭50/2千葉(昭50/9廃車)

サハ78372

昭50/3津田沼(昭50/9廃車)

モハ63310。

モハ63356。

 

サハ78375

昭50/3片町(昭52/2廃車)

サハ78380

昭50/2拝島(昭51/12廃車)

モハ63370。

モハ63380。

 

サハ78389

昭49/6津田沼(昭50/7廃車)

モハ63446。



サハ78形トイレ付き改造車

地方線区での使用に際してサハ78形にトイレ取付改造を行ったグループです。呉線用に改造された車は原番号のまま使用されましたが、昭和43年に御殿場線用に改造された8両は3段窓のまま450台に改番されています。


サハ78111

昭52/11山北(昭54/11廃車)

サハ78113

昭51/12沼津(昭55/1廃車)

呉線用に改造された4両は、アルミサッシ2段窓化と合わせトイレ付きになりました。晩年は4両とも御殿場線に転じています。

呉線用の改造車はトイレ窓がHゴム支持になっています。沼津での撮影ですが広島から転属したばかりで塗色はウグイス色です。

 

サハ78119

昭54/11富士宮(昭55/3廃車)

サハ78120

昭52/12沼津(昭54/9廃車)

呉線からの転用車。

呉線からの転用車。

 

サハ78450

昭50/3沼津(昭51/9廃車)

サハ78451

昭50/3沼津(昭54/9廃車)

サハ78101からの改造。

サハ78103からの改造。

 

サハ78452

昭52/11山北(昭54/11廃車)

サハ78453

昭50/3沼津(昭55/10廃車)

サハ78108からの改造。

サハ78110からの改造。

 

サハ78454

昭52/11山北(昭55/5廃車)

サハ78455

昭51/12沼津(昭55/4廃車)

サハ78128からの改造。

サハ78129からの改造。

 

サハ78456

昭50/3沼津(昭52/2廃車)

456と457の2両は300台を改造した車なので扉の開く方向が450~455と異なります。本車はサハ78304からの改造。




サハ78形500台

モハ72形の電装を解除してサハ78形500台としたグループです。501~515は昭和45~46年に大井工場で、516~517は浜松工場で改造されています。モハ時代のパンタグラフ撤去部分に通風機を取り付けていない車も多く、一部の車にはパンタグラフ取付台も残っています。




サハ78500

昭53/9東神奈川(昭55/9廃車)

サハ78502

昭50/1拝島(昭51/12廃車)

事故車のモハ72549を全金属車体として復旧した車です。窓上下の帯は残っていますが、パンタグラフのあった場所には通風機が設置(全8個)され、台車も電動車用のDT17から付随車用のTR36に交換されています。

モハ72051からの改造車。パンタグラフの撤去跡が判ります。

 

サハ78502

昭50/2青梅(昭51/12廃車)

サハ78505

昭50/3津田沼(昭50/10廃車)

モハ72051からの改造車。

モハ72153からの改造車。パンタグラフ取付台が残る。

 

サハ78508

昭51/1豊田(昭51/12廃車)

サハ78510

昭49/6津田沼(昭50/10廃車)

モハ72171からの改造車。

モハ72212からの改造車。

 

サハ78512

昭53/4川崎(昭53/5廃車)

サハ78515

昭53/2武蔵溝の口(昭53/9廃車)

モハ72265からの改造車。パンタグラフ取付台が残る。

モハ72309からの改造車。

 

サハ78516

昭50/2片町(昭52/3廃車)

サハ78517

昭50/2片町(昭51/9廃車)

516・517の2両はモハ72500~からの改造車。このため屋根高さが低く、戸袋窓がHゴムになっています。
モハ72時代の台車と電装品は同時期にモハ化改造されたサハ87に転用されたため、台車はサハ87が使用していたと思われるTR48になっています。

516はモハ72522、517はモハ72523からの改造。大井工場改造車の多くが関東地区で使用されたなか、この2両は片町線に配属されています。

 


サハ78形900台

ジュラルミン製サハ78200を全金属車体に試作改造した車で900台は、この1両だけでした。通風器は9個搭載、窓の上下にも帯があることからサハ78500と似通った車体ですが、客扉の開く方向が300台と同様に同一方向という点が異なっていました。


サハ78900

昭49/4武蔵中原(昭53/8廃車)