車両カタログ(20m3扉車Part2)


 

51系の制御車クハ68形はロングシートのクハ55形同様、他形式からの改造グループが多く存在しました。また62系は昭和49年に73形などの台枠、部品を活用して115系並みの車体を新製したアコモデーション改造車です。

 


クハ68形

オリジナルのクハ68形は3扉セミクロスシートの51系ですが、クロハ59形、クハ55形からの改造車も多くなっています。さらに改造前車種の製造年などによる相違を含めてその形態は複雑でした。


クハ68001

昭54/1松本(昭56/7廃車)

クハ68021

昭51/3加茂(昭51/10廃車)

001~023は2扉クロスシートの42系クロハ59形からの改造車です。同形25両は全車3扉化されクハ68形もしくはクハ55形となっていますが、その経歴は複雑で最終的にクハ68形になった本グループは、クロハ59(001~017)→クハ68(021~037)→クハ55(135~150)→クハ68(001~023奇数)という流れを経ています。

左と同じグループですが後位扉の戸袋窓幅が異なっています。なお001~023からトイレ付き改造を行った3両が400台に再改番されました。

クハ68036

昭50/3府中(昭52/9廃車)

クハ68058

昭51/8屋代(昭53/1廃車)

024~058(偶数)がオリジナルのクハ68形です。昭和11~13年に001~020として製造されたものの、昭和18年から全車ロングシート化されクハ55形に編入、戦後クハ68形に復旧される際に製造時と異なる番号になったものです。

オリジナルのクハ68形のうち054~058はシル・ヘッダー付きリベットレス車体です。なお初期の更新修繕車はベンチレータが7個でした。

クハ68060

昭49/8多賀城(昭51/5廃車)

クハ68086

昭51/2陸前原の町(昭51/5廃車)

060~106は元3扉ロングシートの40系クハ55形をセミクロスシート化したグループで、扉間窓数は5個です。このうち060~074(偶数)はクハ55形1次形から、075・077は2次形からの改造車で平妻です。

078~106は半流形クハ55からの改造車です。

クハ68102

昭49/12長野(昭53/3廃車)

クハ68090

昭49/8多賀城(昭51/11廃車)

102・104の2両は昭和16年帝国車両製クハ55で、乗務員扉上にもヘッダーが付いていました。

088・090・092の3両は昭和14年製クハ55からの改造車でノーシルノーヘッダー車です。

クハ68107

昭50/3富士(昭56/10廃車)

001~023と同様に元クロハ59形からの改造車ですが、こちらはクロハ59→クハ55→クハ68(107~111奇数)となったもので、先の001~023のグループとは窓配置が異なっています。


車両リスト

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クハ68001(クロハ59002)
昭54年1月 松本

クハ68005(クロハ59006)
昭51年7月 長岡

クハ68011(クロハ59010)
昭53年2月 北松本

クハ68013(クロハ59011)
昭50年2月 天竜峡

クハ68017(クロハ59013)
昭56年6月 松本

クハ68019(クロハ59014)
昭54年5月 鰍沢口

クハ68021(クロハ59015)
昭51年7月 長岡

クハ68023(クロハ59017)
昭53年2月 明科

クハ68024(クハ68001)
昭50年3月 府中
昭11年製のクハ68トップナンバー車

クハ68036(クハ68007)
昭50年3月 府中

クハ68038(クハ68008)
昭52年3月 豊橋
通風機7個タイプ車。側面の急行板差枠も残ります。

クハ68044(クハ68012)
昭51年7月 長岡
通風機7個タイプ車

クハ68050(クハ68015)
昭51年7月 石打~湯沢
通風機7個タイプ車

クハ68056(クハ68019)
昭53年2月 明科
通風機7個タイプ車。リベットレス車体です。

クハ68058(クハ68020)
昭51年8月 屋代
通風機7個タイプ車。リベットレス車体です。

クハ68060(クハ55013)
昭49年8月 陸前原ノ町

クハ68062(クハ55014)
昭49年8月 郡山工場
荷室仕切用のアコーディオンカーテンを装備しています。

クハ68068(クハ55017)
昭53年9月 豊橋

クハ68072(クハ55021)
昭52年7月 福山

クハ68078(クハ55039)
昭52年7月 福山

クハ68080(クハ55042)
昭50年3月 府中

クハ68086(クハ55064)
昭51年2月 陸前原ノ町

クハ68090(クハ55068)
昭49年8月 多賀城
押込形通風機7個タイプ

クハ68092(クハ55074)
昭51年3月 長岡
埋込前照灯装備

クハ68093(クハ55075)
昭54年6月 鰍沢口
093~はリベットレス車体です。

クハ68095(クハ55077)
昭54年11月 富士

クハ68097(クハ55079)
昭50年7月 直江津

クハ68098(クハ55080)
昭50年2月 豊橋

クハ68102(クハ55084)
昭49年12月 長野
乗務員扉上にも帯のあるタイプ(099、101~106)です。

クハ68103(クハ55091)
昭50年3月 富士

クハ68104(クハ55086)
昭51年3月 長岡

クハ68107(クロハ59023)
昭53年3月 富士
109とも通風機7個、運行窓2桁、縦樋丸管。さらに本車は側面の急行板差枠も残っています。

クハ68109(クロハ59024)
昭53年7月 富士


クハ68形200台

旧32系のクハ47形のうち3両を3扉化改造したものです。新潟地区で使用されトイレ付きです。


クハ68200

昭51/7長岡(昭53/1廃車)

クハ68211

昭53/5長岡(昭54/1廃車)

元クハ47002からの改造車です。

210・211も元クハ47形ですがサハ48→クハ47からの再改造車のため細部の寸法が左写真の200と少し異なりました。運行窓を埋め耐雪カバー付タイフォンを付けています。


車両リスト

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クハ68200(クハ47002)
昭51年3月 加茂

クハ68210(サハ48014)
昭53年2月 長岡

クハ68211(サハ48017)
昭53年5月 長岡


クハ68形400台

飯田線での使用に際してクハ68形16両にトイレを取付け400台に改番したものです。改造前のクハ68形の相違から4タイプに分けられます。


クハ68402

昭50/2天竜峡(昭53/11廃車)

クハ68403

昭52/3中部天竜(昭53/11廃車)

400~410(偶数)と416の7両はオリジナルクハ68形のため半流形です。

401~405(奇数)の3両はクロハ59形からの改造車です。

クハ68409

昭53/3豊川(昭59/2廃車)

クハ68414

昭50/2伊那松島(昭58/10廃車)

407・409・418の3両は元クハ55形平妻車からの改造で、407はクハ55形2次形から、写真の409と418は1次形からの改造車でした。

412・414・420の3両はクハ55半流形の改造車を再改造したものです。


車両リスト

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クハ68400(クハ68009)
昭58年6月 飯島
通風機7個タイプ

クハ68401(クロハ59007)
昭53年11月 富士宮
飯田線での使用を終え疎開留置中。

クハ68402(クハ68005)
昭53年9月 伊那松島

クハ68403(クロハ59005)
昭53年2月 豊橋
水タンクはトイレ天井部に装備していたそうです。

クハ68404(クハ68004)
昭53年9月 豊橋

クハ68405(クロハ59009)
昭50年2月 天竜峡

クハ68406(クハ68006)
昭50年2月 辰野

クハ68408(クハ68018)
昭54年8月 辰野
リベットレス車体です。

クハ68409(クハ55015)
昭53年3月 豊川
偶数向き仕様です。

クハ68410(クハ68013)
昭50年2月 伊那松島
通風機7個タイプ

クハ68412(クハ55092)
昭54年8月 辰野
乗務員扉上にも帯があるタイプ。リベットレス車です・

クハ68414(クハ55082)
昭50年2月 伊那松島
リベットレス車体です

クハ68416(クハ68002)
昭53年8月 伊那松島

クハ68418(クハ55016)
昭50年2月 辰野

クハ68420(クハ55076)
昭53年3月 豊橋
リベットレス車体です


62系

身延線の車両アコモデーション改善のため73系の足回りと台枠を流用、115系並みの車体を新製して昭和49年に4両固定3編成が登場しました。115系同様車体裾が絞られていますが台枠流用のため最下部は直線です。クハ66+モハ62+モハ62+クハ66の2M2Tで非冷房、モハ62形のパンタグラフはPS13です。戦前形車が淘汰された昭和56年以降もスカ色のままワインレッドの115系とともに使用され昭和61年に全車廃車されました。旧形国電ではありますが、風貌からカメラを向ける意欲が湧かずほとんど撮影していなかったのが悔やまれます。


モハ62001

昭56/7富士(昭61/12廃車)

クハ66形

昭53/7源道寺(昭61/12廃車)

モハ62000・001は改造種車がクモハ73形で台車がDT13、500~503はモハ72形500~から改造されDT17となっていました。

クハ66000~002は種車がクモハ73形、モハ63改造クハ79形のため台車はDT13、クハ62300・301・303は新製クハ79形のためTR48となっていました。写真の車は残念ながら車番を記録していません。


車両リスト

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モハ62000(クモハ73012)
昭56年7月 富士

モハ62001(クモハ73172)
昭56年7月 富士