大井川鐵道

1927年に大井川の電源開発を目的として開業。東海道本線の金谷から大井川を遡り、千頭までの本線と、さらに険しい渓谷を井川まで遡る井川線があります。 現在ではSL列車の運転と大井川の渓谷美が売りの観光路線となっています。 昔から鉄道ファンの間でも有名な路線ですが、なぜか東海道沿線のローカル私鉄は素通りしてしまい、2016年になっての訪問です。

大井川本線

金谷から千頭まで39.5kmを結んでいます。SL列車の運転で有名ですが、走っている電車も大手私鉄から譲渡された、懐かしい電車が走っています。 かっては廃止された北陸鉄道加南線から来た電車や小田急SSEが走っていました。現在は南海と近鉄から来た電車が主力で使われています。

青字にリンクしています。
21000系21001+21002
元南海高野線21000系ズームカー。かっては難波~高野山の急行に使用されていました。主力で使われています。
金谷駅は東海道線の横に1線のみです。かっては直通運転もありましたが、今は線路はつながっていません。
2016年5月5日撮影
金谷
21000系21001+21002
2016年5月5日撮影
金谷
21000系21002+21001
2016年8月13日撮影
新金谷~金谷



21000系21002+21001
2016年8月13日撮影
新金谷~金谷

C12164 現在静態保存となっています。
2016年8月13日撮影
新金谷
E10形E102
1949年三菱重工製。大井川本線が電化された時に導入されました。SL列車の補機、新金谷での入換えに使用されています。
2016年8月13日撮影
新金谷
モハ7305
元東急デハ7200形デハ7259→十和田観光電鉄モハ7305
十和田観光電鉄に移籍の際両運転台に改造されています。
2012年に十和田観光電鉄が廃止となり、譲受。2015年から運用されています。
2016年8月13日撮影
新金谷
モハ7204
元東急デハ7200形デハ7211→十和田観光電鉄モハ7204
同じく、両運転台に改造されています。
2016年8月13日撮影
新金谷


新金谷構内
元京阪の3000形 元西武のE31形 元近鉄の16000形の姿が見えます。3000形は運用を外れ、留置状態。
E31形は2010年の導入以来運用されていません。
2016年8月13日撮影
新金谷

E31形E33
西武時代の外観を保っています。
2016年8月13日撮影
下泉
16000系モハ16002+クハ16102
元近鉄16000系。吉野特急に使用されていた電車です。
1997年に譲受。
近鉄から地方私鉄への譲渡車は、路線ごと移管された例を除くと非常に珍しく、大井川鉄道以外では高松琴平電鉄20形くらいではないでしょうか?
2016年8月13日撮影
  下泉
モハ7204+モハ7305
この日は急行として運用されていました。大井川の清流に沿って走ります。
2016年8月13日撮影
下泉~田名部
21000系21003+21004
21000系は2本あります。
2016年8月13日撮影
下泉~田名部
C11227
「きかんしゃトーマス」夏休みの子供たちに大人気です。
2016年8月13日撮影
下泉~田名部
E10形E101
「きかんしゃトーマス」の補機です。
2016年8月13日撮影
下泉~田名部


16000系モハ16002+クハ16102
田名部

千頭駅構内
まるでトーマスランドです。夏休みの家族連れで賑わってました。
2016年8月13日撮影


千頭駅構内
2016年8月13日撮影

井川線

千頭から大井川に沿って、南アルプスのふもと、井川までの観光路線です。
元々ダム工事用の路線で中部電力が保有しています。
1935年に大井川電力の専用鉄道として開通。当初は762mm軌間でした。
1936年に貨車を直通させるため、1067㎜に改軌。
1954年に中部電力の専用鉄道を大井川鉄道井川線として旅客営業開始。
1990年に井川ダムの完成に伴い、アプトいちしろ~接岨峡温泉を新線に移行。碓氷峠なきあと、日本唯一のアプト区間です。
車両の規格は非常に小さく、森林鉄道の雰囲気です。訪問した時は、接阻峡温泉~井川が不通でしたが、2017年に再開しています。

青字にリンクしています。
DD20形DD206
1982年より導入された日本車両製のディーゼル機関車。それまでのDD100形を置き換えました。
6両あります。プッシュプルで運行されており、千頭側に連結されています。
2016年8月13日撮影
千頭
クハ600形604
1990年にアプト区間の完成に伴い導入された日本車両製の制御客車。
急こう配のため、連結器が故障した場合を考慮し、機関車を常に下側に連結するため導入されました。
2016年8月13日撮影
千頭
スロニ200形201
1961年日本車両製の荷物合造車。
ステンレスの部分が荷物室です。
2016年8月13日撮影
千頭
スロフ300形302
1962年より導入された日本車両製の客車。
304までが日本車両製でバス窓です。
2016年8月13日撮影
千頭


スロフ300形312
305~は川根両国車両区で制作されており、1段下降窓になっています。
2016年8月13日撮影
川根両国

大井川の渓谷沿いに急カーブの連続です。
ED90形901
1989年日立製作所製のアプト式機関車。長島ダムの完成に伴い、線路が付け替えられ、出現したアプト区間用の電気機関車です。他の井川線車両に比べると高さがかなり高いです。
2016年8月13日撮影
アプトいちしろ
アプトいちしろ駅。連結作業中です
アプト区間を行くED90。この角度で見ると高さの違いがよく分かります。


ED20形205
長島ダム駅での列車交換。
ED90はこの列車に付け替えられ、下っていきます。
2016年8月13日撮影
  長島ダム   

長島ダムの湖上を渡ります。このあたりではかなり下に旧線跡が見え隠れしています。
2016年8月13日撮影
  長奥大井湖上
接岨峡温泉駅。このときはここが終点でした。
この先、井川までは、2017年に再開されています。